高還元カードのETCカード還元率はどれくらい?

高還元カードのETCカード還元率はどれくらい?

高還元カードのETCカード還元率は、カードによって異なります。クレジットカード本体の還元率が1.0%でも、ETC利用分が同じ1.0%になるとは限りません。ETCカードの年会費、発行手数料、ポイント付与の対象外条件まで確認する必要があります。

ETCカードの還元率は「本体カードの還元率」と同じとは限らない

ETCカードの利用料金は、親カードであるクレジットカードに請求されるのが一般的です。ただし、ポイントの計算方法はカードごとに異なり、主に次のパターンがあります。

  • ETC利用分も、通常の買い物と同じ還元率でポイントが付く
  • ETC利用分はポイント付与の対象だが、還元率や付与単位が異なる
  • ETC利用分は通常ポイントの対象外で、別のETC向けサービスだけが対象になる
  • ETCカードの発行手数料や年会費がかかり、実質的な還元額が下がる

そのため、「高還元カード」と書かれていても、ETC利用時の還元率は個別に確認する必要があります。

ETCカードの還元率を確認する3つのポイント

1. ETC利用分がポイント付与の対象か

まず、カードのポイント規約や公式案内で、ETCカードの利用料金がポイント付与の対象に含まれているかを確認します。通常のショッピング利用について高還元でも、ETC利用分については別扱いになっている場合があります。

「ETCカードの利用分」「高速道路料金」「有料道路料金」などの表記を探すと、対象かどうかを確認しやすくなります。

2. ETC利用時の還元率と付与単位

還元率だけでなく、何円ごとにポイントが付くかも重要です。たとえば、利用金額を1回ごとに計算するカードと、毎月の合計額で計算するカードでは、端数の扱いが異なることがあります。

還元率は、次の式で計算できます。

還元率(%)=還元される金額またはポイントの価値 ÷ ETC利用額 × 100

ポイントの価値が交換先によって変わる場合は、1ポイントをいくら相当として計算するのかもそろえて比較します。

3. ETCカードの年会費・発行手数料

ETC利用分にポイントが付いても、ETCカードの維持費が高いと、実際のメリットは小さくなります。年会費が無料でも、発行時だけ手数料がかかる場合や、親カードの利用条件を満たしたときだけ無料になる場合があります。

実質的な還元額は、次のように考えます。

実質的な還元額=ETC利用で得られるポイントの価値-ETCカードにかかる費用

還元率ごとのポイント獲得額を計算すると

以下は、ETCカードの利用額に対して一定の還元率が適用されると仮定した計算例です。実際のポイント付与額は、各カードの付与単位やポイントの交換価値によって変わります。

年間ETC利用額 還元率0.5% 還元率1.0% 還元率1.5%
5万円 250円相当 500円相当 750円相当
10万円 500円相当 1,000円相当 1,500円相当
20万円 1,000円相当 2,000円相当 3,000円相当

たとえば、年間のETC利用額が10万円で還元率が1.0%なら、計算上は1,000円相当です。ただし、ETCカードの年会費がかかる場合は、その費用を差し引いて判断します。

ETCマイレージサービスのポイントも別に確認する

クレジットカードのポイントとは別に、ETCマイレージサービスなど、高速道路事業者が提供するポイント制度があります。クレジットカードの還元率だけでなく、対象道路、登録条件、ポイントの交換方法や有効期限も確認しましょう。

クレジットカード側のポイントと高速道路側のポイントを同時に利用できるかは、制度や利用方法によって異なります。併用を考える場合は、それぞれの公式案内で対象条件を確認してください。

高還元カードをETC用に選ぶときの判断基準

ETC用の高還元カードは、還元率の数字だけでなく、次の順番で比較すると判断しやすくなります。

  1. ETC利用分がポイント付与の対象か確認する
  2. ETC利用時の還元率とポイント付与単位を確認する
  3. ETCカードの年会費と発行手数料を確認する
  4. ポイントの交換先と、1ポイントの価値を確認する
  5. 自分の年間ETC利用額で、獲得ポイントから費用を差し引いて計算する

ETCの利用額が少ない場合は、還元率の差よりもETCカードの年会費や発行手数料のほうが結果に影響することがあります。一方、通勤や長距離移動などで利用額が大きい場合は、ETC利用分にも通常と同じ高い還元率が適用されるカードが有力です。

高還元カードのETC還元率は個別確認が必要

高還元カードのETC還元率は一律ではなく、目安だけで決められません。「ETC利用分がポイント対象か」「実際の還元率はいくらか」「ETCカードの費用はいくらか」を、カードごとの公式案内や会員規約で確認してください。

比較するときは、親カードの通常還元率ではなく、自分の年間ETC利用額を使って、獲得ポイントからETCカードの費用を差し引くと、実際に得になるカードを判断できます。